一人当たり月7万円以上のベーシックインカムは財政的に可能!
年収560万円(あるいは336万円)が分かれ目。多くの人、苦しんでいる人たちを楽にしよう!
今すぐに少額でも国債によるベーシックインカムを始めよう!(*修正:導入のためには国際協調が必要と思われる)(*一国が通貨を過剰に発行して他国の財を買おうなどとすると、その国の通貨価値は下落するはずだから。→<2021.5.31追記:とはいえ、通貨価値は他国との相対性にもよるから、アメリカ、EUなどとの同時なら、日本も導入可能かもしれない>)
『AI時代の新・ベーシックインカム論』井上智洋 光文社新書を読んで(この本に書かれている情報と井上氏からの提案)
月7万円だとして必要経費=100兆円
所得税一律15%増+相続税一律30%増
あるいは
所得税一律25%増
+(子ども手当、老齢年金、医療費を除く生活保護など廃止)
=100兆円となる
一人当たり月7万円(年間84万円)の給付と差し引きすると
年収560万円 あるいは 年収336万円 が分かれ目(*)
分かれ目とは、以上が収入減、それ以下は収入増。
((*)それぞれ所得税一律15%増、所得税一律25%増の場合を想定)
(p.60-72を参考にしました)
プラスアルファ
中央銀行が、自ら発行した貨幣で、自律的に国債を買い取る。財源は貨幣発行利益、あるいは永久債
貨幣発行益とは、例えば10万円の金貨を発行する時、材料費、加工費が6万円だとして、その残りの4万円。
同じことを1万円札に当てはめて、材料費・加工費が20円だとして、残りの9980円。金貨のような実例がすでにある。
☆井上氏の提案(抜粋)(p.95-96)
大提案
既存の制度をそのままにして今すぐにでも国債を財源としたBI(ベーシックインカム)を、1-2万円といった少ない額からはじめ、徐々に7万円まで引き上げる。やがて財源を税金に切り替え固定BIとする。その後、児童手当や老齢年金などを廃止するとともに、国債を財源とする変動BIを加え、2階建てのBIを完成させる。
〇各論(一部)
1.貨幣創造益をBIへ
2.貨幣創造の集権化(政府でなくて中央銀行)
3.100%準備制度
☆工夫。中央銀行が発行した貨幣は国債と交換できるようにするが、その分は一般的な財政支出に利用できないとする
☆工夫2.どれだけ国債を買い入れるかは、中央銀行が決定する。インフレターゲットを設定しておく
以上、1.ベーシックインカムは財政的に成り立つ。
2.年収560万円(あるいは336万円)が分かれ目
3.今すぐに少額のBIから始めるべき
という情報をまとめてみました。
多くの人たち、苦しんでいる人たちをわずかでも楽にしようではありませんか!