ユリ1216さんよりの質問・ご意見
「フラクタル(fractal)、知っています?
論文にフラクタル概念が必要だと思う...」
回答:
フラクタル概念・・・。今日まで知りませんでした。
たとえば複雑な海岸線の長さの測定値が無限大になってしまうように
「世界の全ては単純な真理の組み合わせで成り立っているというのは誤り」(ブログ「甘裸哲学」より)といった感じでしょうか?
そのようにも見えますね。現象を言葉で表すことを突き詰めていくと、たぶん海岸線の測定のようになりますね。
なぜなら、(1)言語は「記号」であって、それ自体をつきつめていくことは、語源を突き詰めていくようなものであったり、直線や曲線、点の集合に過ぎなかったりして、真実に届かないのかもしれません。
一方、(2)世界は数式のようなプログラムで成り立っているとすると、そのプログラムを真理ととらえることができるかもしれない。
フラクタル概念と宇宙の真理はそういった(1)(2)のような関係かもしれません。
そして、そのプログラムの対象である物質は記号ではない、ので、
その和?である「現象」を記号だけでは完全には再現できない。
(例えば言語や記号であるコンピュータープログラムの再現にもディスプレイといった物質、もっと言えば原子や分子と言った物質が必要)
という感じでしょうか?
さらには、言語で宇宙の真実を表現することと、プログラムでそれを表現したりコントロールしようとすることはやや異なるのかもしれません。
ところで、乱数というプログラムを真理とすると、「単純な真理」と言えるでしょうが、
それを走らせた結果である「現象」は複雑というか、カオスともいえますね。
(再び例に戻ると)
たとえば複雑な海岸線の長さの測定値が無限大になってしまうように
「世界の全ては単純な真理の組み合わせで成り立っているというのは誤り」(ブログ「甘裸哲学」より)といった感じでしょうか?
そうですね。現象を言葉で表すことを突き詰めていくと、たぶん海岸線の測定のようになりますね。
逆にポジティブな見方をすれば、そう厳密にこだわらなくても、大体言い当てればよい(海岸線の長さは、細部にこだわるより「海岸線の長さを厳密に測定するときりがなく、無限大になってしまう(そのような方向で真実を追求すれば、真実から離れていく)」ことが分かればよい。のかもしれませんね。
すなわち「無限」や「永遠」も言葉ではわかっていても、どんなものかは、五感では完全に知りえないし、「無」や「絶対無」も厳密な定義は今のところ私にはできていないけれども、突き詰めると記号である言葉であっても、真実を言い当てているのではないでしょうか?
自分としては何となくまとまったつもりですが、何かございましたら伝えていただければ幸いです。
貴重なご意見ありがとうございます!