ホーム



「すべて」は永遠に存在する(2017年10月29日) (最終更新日:2023年5月24日)


「すべて」は存在する。「我思うゆえにわれあり」から初めて、「すべて」が存在することは先に述べた

さて、存在するということは必ずいずれかの時(時点・時刻)において存在していることである。

だから、少なくとも時(時点・時刻)において存在する。

ここで「すべて」の存在の性質を考えてみよう。

「すべて」は「絶対的な無」も含むから、無くならない。存在し続けるのである。

例えば、宇宙空間が「何もないような状態」になってしまったとしても、その宇宙は「何もないような状態」として存在しているのである。「無」を言葉で認識しているのである。

以上のことから「すべて」は無くならない。変化や差が生じたとしても、消滅することは無い。言い換えると永遠に存在し続ける。

「すべて」は永遠に存在するのである。

さて、一方時間は永続しないかもしれない

私たちは経験上、私たちのいる世界が変化に富むことを知っている。変化に富むということは、すなわち存在の瞬間である「時」と「時」の差、変化、あるいはそのまま、のひと続きである時間は存在している。

それでは変化がなくなったらどうか?

すべては存在し続けるが、その一部である我々の住む世界は消滅する可能性はある。全宇宙の一部では時間は永続しないかもしれない。

とはいえ、「すべて」は無くならない。絶望することは無い。無限であるのだから、我々の住む世界が消滅しても、全宇宙のうちどこかには変化に富む世界は存在し、続いていく、という確信的な希望を持てるのである

Something Greatが宇宙を創造したならば、その創造の範囲内では時間を超えられるかもしれない。

コンピューターでは時間のモデルがプログラムできる。そのプログラム上では、時間を超えられる。時間を止めることができる。過去に遡れる。未来に進むことができる。時の複製もできる。削除もできる。速めることもできる。遅くすることもできる。

ではSomething Greatが宇宙をプログラムしたと考えたらどうだろうか?
その場合、宇宙において時間を超えられる可能性はある、と考えられるのである。

補足1:時間と時の違い

*時間とは、時刻と時刻の間、時の間
*時刻とは時間の或る一瞬における時点。時の或る短い点
*間とは、一続きの時間


*広辞苑より

これらの定義を踏まえて、この論文では
時間とは時と時の間
時とは時点・時刻
時点・時刻とは何かが「存在」している1つの瞬間
間とは差、変化、そのまま、のひと続き

つまり「時間」とは「無限の中の何かのひと続き」

と定義している。



補足2:save とload

コンピュータ-用語の「保存」を表す言葉はsaveである。
saveは「救う」という意味もある。したがって「世界を救う」という英語save the worldは「世界を保存する」ことであるのかもしれない。
また、コンピューター用語のLoadは「読み込み」を表し、機械であるハードがプログラムで動くようにすることである。 これに関連して、「わが主、神」を表す英語はMy Lordである。Loadとlordはスペルが違う。しかし「人間の肉体を動かす意識を吹き込む(loadする)」のは、My lordだとも考えうる のではないだろうか?

2017年10月29日