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SDGsへの取組

SDGsとはSustainable Development Goalsの略。2015年の「国連持続可能な開発サミット」で採択されたアジェンダ(行動計画)で掲げられた目標。17の目標と169のターゲットからなる。2001年策定の「ミレニアム開発目標」の後継。

(2020.1.20改訂)17の目標のうち、(2020年1月現在)わたしは目標1,2,3に注目しています。 なぜなら、地球規模での人口過剰が、紛争や戦争の主な原因の一つ、一方、単なる飢餓や貧困の克服は人口過剰や消費の拡大による社会の持続可能性への脅威であり、この目標1, 2, 3の矛盾なき達成が世界平和に大きく貢献すると考えるからです。ちなみに、今日、飢餓が原因で、1日当たり14,000人死んでいます(*)。

(*)栄養失調や、それに伴う免疫力の低下、感染症などで亡くなる5歳未満の子どもたちは、毎年350万人から500万人もいることを。その数は5秒に1人、1日にすると約1万4000人にもなります。(国境なき医師団のウェブサイトより)https://www.msf.or.jp/landing/malnutrition_sp

2020年1月、次のような質問を設定し、ポジティブな回答を期待できる国内外のいくつかの人や機関に手紙を送りました。


(A)貧困や飢餓が克服され、すべての人が豊かになったら、人口過剰、消費拡大が起こり、社会が持続可能でなくなるのでは?
(B)もしそうなら、その解決策はどのようなものか?
(C)すべての人が豊かに暮らすとしたら、(地球の)人口は何人くらいが適当なのでしょうか?例えばデンマークやアメリカ、あるいは別の適切な国を基準にして

2021年6月時点でのポジティブな解答案

(A)(B)「女性のエンパワーメントや「逆子ども手当」(*1)などにより、平和的に適正人口に移行すれば、飢餓や貧困が克服され、全ての人が豊かになっても、社会は持続可能!」

(*1)逆子供手当、とは、子供を産む数の「少なさ」に応じて支給される給付金である。人口多寡地域の人口抑制効果を持つ。まだ粗いかもしれないが、良い発想だと思う。

さらには、未検証ですが、ポジティブなロジックを思いつきました。

「飢餓や貧困を克服し、教育を施すことは、今と未来の労働者&消費者を守り、育てることになるので、消費の拡大→世界経済の好転につながる。」というものです。

いかがでしょうか?微笑んでいただけたら嬉しいです。

(C)15億~20億人(ウィキペディアからの情報)(*2)


(2021年6月4日現在)

SDGs
目標1:あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
目標2:飢餓を終わらせ、食糧安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
目標3:あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する。

目標3.7:2030年までに家族計画、情報・教育及び性と生殖に関する健康の国家戦略・計画への組み入れを含む、性と生殖に関する保健サービスをすべての人々が利用できるようにする。

(「外務省ホームページの仮訳」より抜粋)


この目標に協調して、国連人口基金が必要としている「家族計画のニーズが満たされないことが無くなるため(to end the unmet need for family planning (in 120 priority countries)」の、すなわち、人口爆発を防ぐための費用:今後10年で685億ドル(1)(約6兆8500億円)の調達に何か有効に役立てれば、と希望しています。(*現行のファンドレイジングの資金は充当しません)

(1)2019年11月UNFPA(国連人口基金)のニュース記事 「This is how much it will cost to realize the world we want」 による


(*1)逆子供手当、とは、子供を産む数の「少なさ」に応じて支給される給付金である。人口多寡地域の人口抑制効果を持つ。まだ粗いかもしれないが、良い発想だと思う。

(*2)https://ja.wikipedia.org/wiki/適正人口

ポール・R・エーリックらの研究による。計算には

すべての人に相応しい富と資源
すべての人への基本的人権
文化的多様性の保護
知的、芸術的、および科学技術的な創造性のゆとり
生物多様性の保護

が勘案されていたようである、

私の補足:ただし彼の論文上の計算は、消費できるエネルギー総量を先進国一人当たり消費量で割り算したものである(*3)。水素などのクリーンエナジーの導入はまだ計算されていないのかもしれない。

(*3)計算は次の通りであった:
限界のエネルギー消費量が9TW(テラワット=テラは10の12乗)。現実的に考えて50%の誤差を考慮する必要から6TW,
100%の誤差を考えると4TWが上限のエネルギー消費量。

1990年台の先進国レベルの生活には平均7.5KW(キロワット)のエネルギーを消費するが、これを現代の技術では生活水準を落とさず3KWまで減らせる。

6TW、4.5TWを3KWで割ると
=消費できるエネルギー総量を一人当たり先進国レベルで割ると

=20億、15億

=世界の適正人口=15億~20億人

(*2・*3の関連出典): Gretchen C. Daily, Anne H. Ehrlich, and Paul R. Ehrlich. Optimum Human Population Size Archived 2017-08-17 at the Wayback Machine.. Population and Environment: A Journal of Interdisciplinary Studies Volume 15, Number 6, July 1994 01994 Human Sciences Press, Inc.


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